伯父の想い
「ひろちゃん(父)がよく呑みに行ってた店に行ってみたい」の
一言で2人で父が友達とよく たまっていたお店に行きました
どんな雰囲気のところで呑んでいたか見てみたいだけだから
すぐに帰るから・・・と
私もそのつもりで同行したのですが
お店に入ってみると おばちゃんが
「あらぁ~~~・・・」
面は割れていないと思っていたのに・・・
酔っ払いを迎えに行っては恥ずかしくて
いそいそと帰っていた私の面は
おばちゃんの記憶にはインプットされていたようで・・・
しかも父と仲良しの芳おじちゃんも来ていて・・・
こっそり偲んで帰るつもりが。。。
予定外の展開に・・・
挨拶等々も終わり一段楽したところで
ビールを注文
「ぷりちゃんも呑む??」と伯父ちゃん1
「うん」というと
「じゃぁグラス3つ」
「じゃあ お父さんも一緒に。。。」と伯父ちゃん1
そおかぁ~。。。
まだこの時は形だけだと思っていたのですが。。。。。
芳おじちゃんが父の話をたくさんしてくれて・・・・・
伯父ちゃん1も 父がどんな仲間と
一緒に過ごしていたか聞きながら 父を思っていたようです
そしたら芳おじちゃんがトイレに立ち
なかなか席に戻ってこられないので心配していたら
席についた 芳おじちゃん
「涙が止まらんよーになってから・・・」と
父を語りながら涙してくださり。。。
ここでいい時間を過ごしていたんだなぁ~と思いながらも
酔っ払いで帰ってくる父を怒鳴り散らしていた自分を反省。。。
その後も 伯父ちゃん1が おばちゃんに
父がどんなお酒を どんな風に飲んでいたか聞き
「じゃ 同じようにしてください。。。」と
父がいつも座っていたという席で呑み続ける・・・
伯父ちゃん1の姿に悲しみがこみ上げました
「そろそろ帰ろうか・・・」という時
父の1番の親友 大おじちゃん登場
大おじちゃんも体調が悪くその後の調子を心配していたのですが
「呑みにきたのは今年に入って今日が2回目」
「ひろちゃんが おらんようになって始めてよ・・・」と
まるで父が呼んだかのように次々と
父を知る人が現れ 話がはずみ
まるで父が居たころ 我が家に おじちゃん達が
やってきて賑やかに呑んでいた頃のような
そんな雰囲気の中で時間を過ごしました
やっぱり お盆に帰ってくるのは本当なんだ
帰ってきてるんだ
まるで一緒に呑んでいるような感覚でした
お店を出ると
のれんをくぐった伯父ちゃん1が号泣していて・・・
父と一緒の時間を過ごして胸いっぱいになっていた
私も現実に戻り 涙がこらえきれず
伯父ちゃん1と涙を拭きながら
父を語りながら歩きました
伯父1「ぷりちゃん
お父さんが一緒だったこと お母さんには内緒だよ」
「家に居るみんなは そこにお父さんが居ると思って
一緒に食事してるんだから・・・」
「お母さん 家にも帰らず呑みに行ってるとわかったら
気を悪くするから。。。」
ぷり「伯父ちゃん1 とおちゃんが呑みに帰ってきてるんなら
かあちゃんは そぉか!!
また呑みに行っとるか。。。と思って
怒ったりせんよ!」
「やっぱりかぁ~」と言いつつも
むしろ仲良しのおじちゃんたちと一緒で
「えかったえかった」て言うわぁ~
とおちゃん て そんな人だったし
かあちゃん も そんな人よぉ。。。
そんな会話をしながら家路につきました
帰宅すると なかなか戻らない私たちを
心配していた自宅組が迎えてくれ
ぷり「とおちゃん 帰ってきとるよお~
今 おじちゃんらと呑んできたよぉ~」と
報告していたらまた涙があふれてきた
初盆を迎えた夜でした
by momoiland | 2011-08-14 17:57 | 想い | Comments(1)
とおちゃんいなくなっても こうして
周りの人が温かくホント有難いし
とおちゃんの おかげなんだと思う。
姿・形はなくなっても心の中に
うちらの傍におってくれるよな!!