癒しの旅 京都 寂庵にて・・・・・2日目-③-
癒しの旅 京都 の目的地です
学生の頃 入退院を繰り返してばかりいた私
悩みが多くて寂聴さんに会いたくて「寂庵」を探し歩いたのですが
当時の私には見つけられず結局「直指庵」に辿り着き
想い出ノートなど綴って帰ったことがあります
最近では岩手の天台寺の青空説法などにも行ってみたいなぁ~
なんて思ったりしていましたが
父を亡くしてから 母にも穏やかな心を取り戻してもらいたいし
私も どうしても寂聴さんに会いたくて今回 京都を訪れました
ラッキーにも6月の法話に2人とも行けることになりました
今日の日を待ちわびて日本全国から180人の方が来られていました
(今回の応募は800通ちかくあったそうです)
門をくぐると穏やかなほほえみが迎えてくれました
昨年11月に腰を圧迫骨折して半年間 寝たきりだった寂聴さん
東日本大震災に心を痛められ福島の原発を知ったときに
ショックで立ち上がったそうです
これを寂聴さん曰わく「原発ショック」と名付けられ
京都の法話も再開されたばかりのところです
始まるまで1時間ほどありますが1番前の かぶりつき位置にスタンバイ
各地から来られた方々と話の花があちらこちらで咲いていました
寂聴さん登場
いつもは紫色や黒の着物なのだそうですが
今日はお天気も悪いし皆さんに元気を・・・ということで
淡い橙色のお着物で登場されました
畳の上で着物の裾が触れるほどの近距離
まさしく膝を交えての 涙あり笑いありの時間でした
東日本大震災の話から始まり人の命について
多く語られました
・人の命には「定命」(じょうみょう)があること
・人は亡くなっても魂は存在すること
・人は誰もが必ず亡くなるということ
・心が落ちつくまでは感情のままに・・・(無理をしなくていいこと)
・心に栄養を・・・ 文化を吸収すること
などなど心に染みわたる お話の数々。。。。。
1時間の法話 その後は相談コーナー
様々な重たい悩み 事情を抱えて寂庵に辿りついた
相談者の悩みは深く 話す人も聞く人も涙なくしては
過ごせない重く切ない時間でした
(それでも寂聴さんが笑いにかえ深い思いなど吹き飛ばしてくれました)
悩みや事情・思いは違えど 生きている人間の共通する心に
寂聴さんの言葉は響き 救われ慰められた時間でした
寂庵の庭を覗くと紅色の紫陽花が・・・
寂庵をあとに嵐山までの道中
涙とともに慰められた心が すっきりと穏やかに
落ちついていくのがわかりました
寂聴さんに逢えてよかった
京都に出かけてよかった
本当に 癒しの旅 京都 となりました
by momoiland | 2011-06-18 10:53 | 母娘2人旅 | Comments(0)